年齢や業種ごとで異なるボーナスの基準
会社に勤めていると、月々の給与のほかにボーナスを支給されることがあります。ボーナスとは、基本給とは別に支給される賞与のことです。基本給とは異なるため、すべての会社において必ず支給されるわけではありません。ボーナスに関して明確な制度は存在しておらず、どのような形でどのような時期に、そしてどれだけの金額が支給されるかは会社ごとに異なります。ボーナスが支給される時期は会社ごとに異なりますが、おおよその場合は夏季と冬季の2回、あるいは数か月ごとといったように区切られています。
ボーナスの金額は、基本的には月々支払われている基本給の1か月から1か月半ほどというケースが多いようです。就いている役職はもちろんのこと、年齢や会社の規模によっても支給される金額は変わってきます。就いている役職が責任の大きい役職であるほど、金額は上がるでしょう。新卒をはじめ勤務年数が少ない場合は、ボーナスが支給されないこともあるようです。一般的には、20代ならば20万円代から30万円前半ほどの金額、30代ならば30万円代後半から60万円代となることもあります。
働き盛りの30代は特に、支給金額の幅が広がるようです。会社の規模からみると、100人以下ならば35万円以下のケースが多いですが、100人から499人ならば40万円程度、500人を超せば63万円程度となります。ちなみに、会社の規模が大きいほど支給される可能性は高いです。このほか、業種によっても支給額が異なります。電気やガスなどのインフラ、情報に関わる業種の場合は支給されることが多く、金額も高いようです。その一方で宿泊業やサービス業、娯楽産業の場合、支給されることが少なく、金額も低い傾向にあります。